先日の記事では今夏の台風被害を取り上げましたが、それに加えて9月の記録的な低日照も農業や太陽光発電に大きな影響を与えています。下の表は、気象庁の各地方気象台の観測データから、9月の日照時間について過去1981年~2010年までの30年平均データと、2016年の単年データをまとめて比較したものです。
札幌から那覇までの主要な都市のデータを整理しましたが、東北から九州まで幅広い地域で平年比50~80%という低さになっています。特に東京を含む関東~九州北部は軒並み70%を下回っており、広島では平年の半分しか日照がありませんでした。また、気象庁の発表では西日本の月間降水量が平年比180%だったとしています。
関東地方では9月が年間で最も日照時間が短い時期ですが、その上で更に平年の60%程度しかないということで、今年は本当に著しい低日照だったことが分かります。10月に入ってからは野菜高騰が各所で報じられており、この影響はしばらく続きそうです。
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