6月4日付の東京新聞に、千葉県で最初期にソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を導入した高澤真氏のインタビュー記事が掲載されました。
「サトイモは収穫量が10%アップした」。両親の農地をこの先、継ごうと考えている会社員の高沢真(まこと)さん(54)は笑顔で語った。パネルを設置したのは二〇一三年。固定価格買い取り制度に沿って東京電力と二十年間、一キロワット時当たり四十二円で売却する契約を結んだ。年間の発電量は四万キロワット時で、東電に電気を売った収入は年百六十万~百七十万円になる。設置にかけた千三百万円は十年足らずで回収できる見込みだ。 高沢さんの試みは、収入面などから実家の農地を引き継ぐかどうか悩んでいる人たちの関心が高いという。高沢さんは「ソーラーシェアリングは農業に挑戦することを躊躇(ちゅうちょ)している人を後押しする仕組みだ」と話している。
高澤氏が所有する「ソーラーシェアリング上総鶴舞」は、当サイトの導入事例にも掲載しています。
「ソーラーシェアリング上総鶴舞」は農林水産省による通知が出される以前から計画が進められており、現在の通知に準じた日本初のソーラーシェアリング設備と呼ばれています。そのため、日本全国だけでなく世界各地からも設備の視察に訪れる人が途切れないということです。
同発電所では多岐に亘る農作物を栽培していて、その成果を元に2016年には最初の一時転用許可更新を受けているなど先駆的な設備であり、引き続き今後も注目されていく場所になっていくでしょう。
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